「起きるのがつらい…」
50代になってから、そんな朝が増えました。
特に理由はないのに、体が重くてだるくて、ベッドから出たくない。
以前は元気にこなしていた仕事や家事も、ただこなすだけで精一杯。
更年期に入ってから、少しずつ体調の波を感じるようになってきたのです。
疲れが抜けない…帰宅後すぐ横になる日々
仕事を終えて家に着くと、気が抜けたようにソファに沈み込む私。
「夕飯、作らなきゃ」と思いながらも体が動かず、そのまま1時間。
気づいたら部屋の電気もつけずにうずくまっていたこともありました。
そんな日は、食器も洗えず、洗濯物も放置。
翌朝、散らかった部屋を見て、さらに疲れが倍増するという負のループ。
「無理しないで」と言われても…
周囲は優しく「無理しないで」「休んでいいんだよ」と声をかけてくれます。
でも、実際に家事を放置すると、罪悪感と自己嫌悪が押し寄せてくる。
「私、こんなにだらしなかったっけ?」
「もっと頑張れたはずなのに…」
気持ちは焦るのに、体がついてこない。
そんな自分を、私は責めずにいられませんでした。
栄養士の言葉で気づいた“食事の見直し”
そんなとき、たまたま通っていた健康診断で栄養士さんに言われた一言が、私の意識を変えました。
「タンパク質と水分、足りてないですね。
それが“慢性的な疲れ”の一因かもしれませんよ」
確かに、朝はパンだけ、お昼はおにぎり1個、夜は適当なおかずと白ごはん。
ほとんどタンパク質を意識せず、水分もコーヒーばかり。
“バランスの取れた食事”なんて、考える余裕もなかったんです。
手軽に続けられた「たんぱく質ごはん」
アドバイスをきっかけに、少しだけ食事を見直しました。
といっても、料理が得意なわけではないので、簡単なものから。
- 納豆+ツナ+温泉卵をごはんにのせる
- 豆腐と卵の味噌汁を多めに作っておく
- 小分けのプロテインゼリーをストック
これだけでも、数日で「なんとなく動けるかも?」という感覚が戻ってきました。
毎日じゃなくていい。
たまにでも、自分の体に“必要な栄養”を入れてあげる。
それだけで、心にも少し余裕が生まれる気がしたんです。

“責めない工夫”は、環境から整える
そして私は、「部屋が片付かないと余計にしんどい」ことにも気づきました。
そこで、小さな習慣を取り入れてみることに。
- 朝、出勤前に1か所だけ片付ける(例:テーブルだけ)
- 床に物を置かない習慣をつける
- 夜は照明を暖色系にして気持ちを切り替える
全部を完璧にやろうとしない。
“やらなきゃ”ではなく“できたらOK”というマインドで取り組むことで、自分を責める時間が減っていきました。
📌 疲れて動けない日があるのは、甘えじゃない。
そんな自分も、受け入れてあげることから始めてみませんか?
参考にした外部情報
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まとめ|今日もちゃんと生きてる。それだけで合格
更年期の倦怠感は、他人にはなかなか伝わりません。
外からは元気に見えるし、自分でも「サボってるだけじゃない?」って思ってしまう。
でも、私は思うんです。
朝起きて、なんとか出勤して、帰ってきて。
それだけで、ちゃんと生きてる。
🌱 できないことより、できたことに目を向けて。
“責めない工夫”は、私たちの心を少しずつ軽くしてくれます。
あなたの毎日にも、やさしさが届きますように。
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