朝起きるのがつらい。そんな日が続いていました
50代に入ってから、「なんだか朝がしんどいなぁ」と感じる日が増えてきました。目は覚めるのに、布団から出られない。起きた瞬間から心が重くて、何をするにも気力が湧いてこない。以前は「よし、今日も頑張ろう!」と自然に思えていたのに、今では洗濯機を回すことさえ億劫になる始末。自分でも驚くほど、やる気が出ないんです。
倦怠感、不安感、感情の浮き沈み。これも更年期?
もちろん、最初は「疲れてるのかな」くらいに思っていました。でも、何日も何週間も続くうちに、「これ、普通じゃないかも」と感じ始めました。以前、婦人科の先生に「それも更年期の一部ですよ」と言われたことがあったのを思い出し、ようやく腑に落ちた気がしました。
思えば、ホットフラッシュ、不眠、情緒不安定…いろいろありました。その都度、漢方薬やパッチ薬の力を借りて乗り越えてきました。でもこの「落ち込み」だけは、薬だけじゃどうにもならない。なんとも言えない無気力感、そして何より、「そんな自分を責めてしまう自分」がつらかったんです。
仕事、家事、人間関係…すべてが重たく感じた時期
仕事はなんとか行っていましたが、集中力が続かず、小さなミスが増えて自己嫌悪。帰宅後はソファに倒れこみ、そのまま動けないことも。夕飯の支度も掃除も後回し。気づけば部屋は散らかり放題。「私って、何やってるんだろう」と情けなくなって、また落ち込む…そんな悪循環でした。
周囲は「無理しないでね」と言ってくれます。でも、無理しなきゃ仕事も家事もまわらない。誰も代わりにやってくれるわけじゃない。そんな苛立ちが、さらに自分を追い詰めていきました。
栄養士さんの一言で、私の毎日が変わり始めた
そんなとき、たまたま職場で行われた健康面談で栄養士さんと話す機会がありました。何気なく「最近、だるくて…」とこぼしたら、「それ、たんぱく質と水分が足りてないかもしれませんよ」と言われたんです。
📚 引用|OurAge「更年期に必要な栄養素は?」より
タンパク質が不足すると老化が進み、更年期症状が悪化する可能性も。
食事内容が偏りがちな更年期こそ、しっかりと意識して摂ることが大切だといわれています。
え、食事ってそんなに大事?と思いながらも、「納豆にツナ缶、そこに温泉卵を落としたらバランスいいですよ!」と笑顔で言われたので、ものは試しとやってみることに。
これが、意外と美味しい。そして簡単。毎朝、少しずつ元気が戻ってくるような感覚がありました。
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更年期の倦怠感で「動けない…」「ごはん作るのもしんどい…」そんなときに救われたのが、たんぱく質しっかり簡単ごはんでした。
🍳 納豆・ツナ缶・温泉卵をごはんにのせて、しょうゆを少し。
これだけで栄養満点・準備も簡単!
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気力を取り戻す、私なりの「小さな習慣」
少しでも体調がいい日には、ほんの10分だけ散歩をするようにしました。外の空気を吸うと、「あ、今日も生きてるな」って感じられるんです。
うちには猫がいるので自宅ではアロマオイルは使えないのですが、会社のデスクにリラックス出来る香りのアロマを置いたり、重炭酸入浴剤を入れて長湯をしたり、無理せず楽しめるエッセイを一冊読むだけでも気分が変わりました。
そして何より、「今日もダメだった」と思う代わりに、「今日はちゃんと自分を休ませてあげられた」と考えるようにしたんです。それだけで、ずいぶん気持ちが楽になりました。
「何もしない」ことを自分に許すことが、前向きになる第一歩だった
私は今まで、薬や医師の力を借りて更年期の症状をやり過ごしてきました。でも、この落ち込みには、「自分をどう扱うか」の視点が必要でした。
カウンセリングにも行っていません。特別なセミナーにも通っていません。でも、食事や香り、言葉がけなど、日々の暮らしの中にある小さな習慣で、少しずつ前向きな自分に戻ってこれたように思います。
更年期は、心も体も揺らぐ時期。でも、「そんな自分も、今はそういう時期なんだ」と受け入れられるようになったことが、一番のセルフケアかもしれません。

まとめ|落ち込んだ日も、自分に優しくする選択を
気力が出ない朝、何もできなかった夜、そんな日々は確かにありました。でも今、私は「それもあったからこそ、今の私がいる」と思えています。
無理をしなくても、完璧じゃなくてもいい。小さな習慣が、自分を支えてくれる日がきっと来ます。
ただ、あまりにも辛いようでしたら専門医に相談することも大切ですよ。
自分のことを一番わかってるのは自分です。また自分のことを一番わかってないのも自分だったりします。あなたが自分を一番大切にしてあげないと、自分が可哀想ですから。
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