更年期の「イライラ」に押しつぶされそうだった私
何でもないことでイラっとしてしまう。相手にぶつけるわけでもないのに、表情や口調が強くなる。
私は更年期に差しかかってから、まるで自分が「自分でなくなる」ような感覚に悩まされていました。
猫たちまでが私の様子をうかがうようになり、「怒ったような独り言」が増えていたのを今でも覚えています。
とにかく気分転換しなくちゃ
その頃は誰かに当たりたくなる自分が嫌で、でもどうしていいか分からず、自己嫌悪に陥る日々でした。
そんなある日、ふと「そうだ、温泉いきたい」と思い立ち、近くの天然温泉のあるスーパー銭湯に行きました。
大きなお風呂に浸かってぼーっとして、露天風呂で手足を伸ばしてリラックス。
お風呂上りには休憩所で仮眠。
この時、私は心から思いました。
「誰かにどうにかしてもらうんじゃない。自分で整えていくしかないんだ」
ひとり時間って、こんなに心地よかったんだ
温泉以外にも、思いつきで一人で美術館に行ったりドライブに出かけたりしました。
特に印象的だったのが、栃木県の「出流原弁天池」を訪れた時。
神秘的な湧水と静寂に包まれた景色に、涙が出そうになったのを覚えています。
池のほとりのベンチに座ってただ美しい景色を眺める。
「もっと、自分を労わっていいんだ」
そんな気持ちが湧いてきた瞬間でした。

「ひとり時間」は、更年期を乗り越えるセルフケア
もちろん、誰にでもひとり時間が合うわけではないかもしれません。
けれど、家族や仕事、人間関係など、外の世界に振り回されがちな50代女性にとって、「自分だけの時間」は何より大切な“心の充電タイム”になると感じています。
無理にポジティブになろうとしなくていい。
疲れたら立ち止まってもいい。
ひとりになって、静かに自分の声を聞いてあげる。
更年期ストレスの理解と向き合い方
📚 引用|SDI健康保険組合「更年期の不調と向き合う」より
9割近い女性が不調を感じる「更年期」。
乗り切るためには、ライフスタイルの見直しやセルフケアを取り入れることが大切だとされています。
今、私が伝えたいこと
更年期のストレスや不調は、目に見えないぶん周囲に理解されにくいものです。
だからこそ、「自分を一番にわかってあげる」ことが、とても大切。
そしてそのための時間は、ほんの30分でもいい。
お茶をゆっくり飲む時間、スマホを置いて空を眺める時間。
小さな習慣が、やがて大きな回復につながっていく——。
おわりに:にゃおこのおすすめ「自分時間」
私が実際にやってみてよかった「ひとり時間」の過ごし方を、いくつかご紹介します。

- 近場でもいいから温泉!大きなお風呂は気持ちよくてリラックス出来ます。
- 美術館や図書館など静かな場所へ出かける
- お気に入りの音楽を聴きながらハーブティー
- SNSやニュースから離れて、自然の中を歩く
大切なのは、「誰のためでもなく、自分のために過ごす時間」だということ。
50代の私たちは、もっと自由でいいし、もっとわがままでいい。
そんな想いを込めてこの記事を書きました。
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