「これって年齢のせい?」50代の私に起きた変化
いつからでしょうか。朝起きるのがつらくなりました。
いくら寝ても疲れが取れない。目覚まし時計が鳴っていても身体が動かない。
朝、やっと起きてもまだ夢の中にいるようなぼんやり感があって何もする気が起きないんです。
感情のコントロールが難しくなり、なぜか急に悲しくなって涙が出たり、小さなことでイライラしたり……。
「え?私ってこんなに怒りの沸点、低かったっけ?」と、自分が自分じゃないような感覚。
「これって…更年期なの?」と思いながらも、病気じゃないなら我慢しなきゃ!そのうち収まるだろうと自分に言い聞かせていました。
「更年期障害」という名前を、受け入れられなかった私
更年期障害という言葉は知っていたけれど、それが“自分ごと”になるなんて、どこか信じたくなかった。
つらい症状が続いても、「気のせい」や「疲れがたまってるんだ」と思って見て見ぬふり。
でも本当は、毎日がしんどくて、何もしたくなくて心も身体もボロボロでした。
そんな中、「どうして我慢してるの?今は良いお薬があるんだから。さっさと病院行っておいで」と言ってくれた友人の言葉に救われました。
婦人科で「これは更年期障害」と言われて、ホッとした
意を決して婦人科を受診。
血液検査をしてもらい、「女性ホルモンの低下が原因だね。間違いなく更年期障害だよ」とはっきり説明されたとき、不思議と安心したのを覚えています。
「病気じゃないから我慢しなさい」と言われ続けてきた私たち世代にとって、「ちゃんと診断されること」が救いになることもあると実感しました。
心と体を整えるセルフケア習慣
- きちんと婦人科にかかる
我慢せず、専門医に相談すること。話を聞いてもらうだけで気持ちが軽くなりました。 - 自分の体調にウソをつかない
体が「今日は無理」と言ってるなら、家事も予定もやめて休む。開き直って、自分を甘やかす日も大切です。 - ひとりで抱え込まない
信頼できる友人に話すこと。「私も同じだった」と言ってもらえたことが、涙が出るほど嬉しかったです。 - 情報を選ぶ
SNSでの過剰な健康情報に振り回されない。公的機関や専門医など、信頼できる情報だけを見るようにしました。 - 自分を責めるのをやめる
「今日これだけできたらOK」と小さな達成感を大切に。「またダメだった」じゃなく、「今日も何とか生き抜いた」と思うようにしました。
更年期は「病気ではない」と軽視してほしくない
更年期の症状は、人によって違います。
でも、どれも「病気じゃないから我慢すべき」なんてことはありません。
身体や心がつらいなら、それは十分に“治療が必要な状態”です。
「病院に行っていい」「助けを求めていい」「自分を守っていい」
まだまだ50代、これからも健康で元気で頑張らないといけない世代です。健康管理・自分管理の習慣をつけましょうね。

専門家の見解:更年期の不調は“正常な変化”
📚 引用|アスカ製薬「もっと素敵にエイジング!更年期からの女性の健康」より
更年期にみられるさまざまな症状の主な原因は、エストロゲンの分泌量が減少することにあるといわれています。
心や体にさまざまな影響を及ぼし、人によって症状の出方も異なることがあります。
─ アスカ製薬|もっと素敵にエイジング!更年期からの女性の健康
おわりに
私は最近は随分と落ち着いてきましたが、ふとしたときに症状が出ることがあります。
でもアラフィフなんだもの。これも私の一部なんだと受け入れてから、少しずつ自分らしさを取り戻しつつあります。
この記事が、私と同じように悩んでいる誰かの背中をそっと押せますように。
大丈夫、あなただけじゃないからね。一緒に悩んで、解決策を見つけていきましょう。
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