「50代って、もっと大人だと思ってた。」
若い頃の私は、そう信じていました。
きっと50代にもなれば、堂々としていて、人生の軸もしっかりあって、家事も仕事もスマートにこなしてる…そんな姿を想像していたんです。
でも、いざ自分が50代になってみると、なんだか拍子抜け。
たしかに年は重ねたけれど、「完璧な大人」なんて、どこにもいなかったんです。
予定通りにいかない毎日。でも、それも私
朝の支度中、出かけるギリギリになって「どこに置いたっけ?」と鍵を探す。
掃除しようと立ち上がったのに、気づけばSNSで30分。
冷蔵庫の前で「何取りに来たんだっけ…」なんて自問自答。
昔なら、「こんな自分、ダメだなぁ」と落ち込んでいたかもしれません。
でも最近は、「ま、いっか」って笑えるようになってきました。
“ちゃんとしなきゃ”を手放したら、心が軽くなった
20代、30代の頃は、失敗しないように、笑われないように、とにかく「ちゃんとした大人」になろうと必死でした。
でもその頃って、いつも緊張していて、どこか息苦しかった。
それが50代になった今、「そんなに頑張らなくても、生きていけるじゃん」と気づいたんです。
誰かに褒められなくてもいい。
毎日キラキラしてなくてもいい。
“ゆるい私”を許せたら、毎日が少しずつ楽になってきました。
「こうあるべき」より、「今の私が心地いいか」
ある日、カフェで一人ゆっくり本を読んでいると、隣の席の若い女性二人がこう話していました。
「40代ってもっと余裕があると思ってた」
「でも母とか見てると、普通に忘れ物多いし怒ったりするし、意外とみんな適当なんだね」
その会話を聞いて、思わず心の中で「そうそう!」と頷いてしまった私。
歳を重ねることって、完成形になることじゃなくて、肩の力を抜いていくことなのかもしれません。
50代女性の“ゆるさ”は自分らしさのはじまり
📚 引用|ハルメク「50歳からの女性の生き方」より
人生の折り返し地点を迎えると、**「女性の50歳からの生き方って?」**と、これからの人生について考える機会が多くなるもの。
第二の人生への期待と不安、更年期による心身の不調、今後のキャリアや老後など、考えることはたくさんあります。
私たち世代って、若い頃より情報も選択肢も増えたぶん、求められることも多い。
でも、それに全部応える必要なんてないんですよね。
必要なのは、“今の私”にちょうどいい暮らし方。
完璧じゃなくても、毎日は楽しい
洗濯物を干し忘れても、冷蔵庫の野菜がしなびていても。
友達と約束してた日を1日前だと勘違いしても。
それでも、私の毎日はそこそこうまくいってる。
完璧を目指さなくなったからこそ、
「ちょっとしたこと」に感謝できるようになった気がするんです。
🌿 50代って、思ったより“できてない”。
でも、そのゆるさがちょうどいい。
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まとめ|大人になりきれなかった私が、いま思うこと
50代って、もっと完璧な大人になるものだと思ってた。
でも実際には、毎日バタバタして、時々落ち込んで、失敗して、笑って。
だけどそれが、意外と悪くない。
私は今、自分の“ゆるさ”を大切にしています。
それは、諦めでも手抜きでもなくて、「自分を認める」ってこと。
🌸 完璧じゃなくても、私の人生は十分幸せ。
それが、50代になってやっと見えてきた“私の本音”です。
読んでくださってありがとうございました。
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