1. 昔は“義理人情”で生きてた
若い頃は「お誘いを断るのは失礼」と思っていました。 知人からのイベント招待、ランチのお誘い、展示会の同行依頼……。 自分の予定が詰まっていても、「顔を立てなきゃ」「失礼のないように」と、無理してでも参加してきました。
でもね、正直、そんなに楽しいわけじゃない。
会場に向かう道中ですでに気疲れし、会の最中はずっと空気を読みながら愛想笑い。 帰りの電車で、ふと「私、誰のためにこんなに頑張ってるんだろう」と思うこともしばしば。
2. ふと感じた「私、何してるんだろう?」
ある展示会のあと、帰り道でふと我に返った瞬間がありました。 その展示自体にはそこまで興味がなかったのに、ただ“お付き合い”のためだけに参加。
交通費も時間も気も使って、心の中はモヤモヤ。 「私、なんでここに来たんだっけ?」と問いかけてみても、明確な答えは返ってこない。
3. 決意「やめてみたら、めちゃくちゃ快適だった」
それ以来、私は“お付き合い優先”の生き方を見直すことにしました。 もちろん、すべてをバッサリ切ったわけじゃありません。
でも、「自分が行きたい」「会いたい」と思えるときだけ動く。 そう決めたんです。
そうしたら、不思議なくらい心が軽くなった。 一人で過ごす時間にゆとりが生まれ、自分のペースで動ける快適さを実感。
そして何より、気を使わない人との時間が、こんなにも癒しになるのかと再確認しました。
自分の気持ちに素直に行動したら、心の余白がぐんと増えたんです。 「行かなきゃ」から「行きたいから行く」に変えただけで、人間関係がスッキリして、ストレスも激減しました。
4. 「お付き合い」は悪ではない。でも選んでいい
もちろん、親しい人との関係は大切にしたいし、多少の義理も必要だとは思っています。 でもそれは、“自分をすり減らしてまで”やることではないとも思うようになりました。
人間関係は「義務」ではなく「選択」だという考え方。 そう思えるようになっただけで、心の持ちようがまるで違います。
5. まとめ:50代からの人間関係は、“質”で選ぼう
アラフィフになった今、無理して誰かに合わせることをやめました。
無理しない。 媚びない。 気を使いすぎない。
それが、私にとって「自分を大切にする」ということです。
心地よい人とだけ、心地よい時間を。 これからは、そんな人間関係を選んでいきたいと思います。
コメント